さて、ついに、リリースされたそうです!
GASの新しいIDE(Integrated Development Environment)です。残念ながら私の手元にはきていません。。
それでも、実際に適用されるのを楽しみに、googleさんのリリース内容を少しみていきたいと思います。
新IDEの概要
新IDEは2020年7月に実施されたGoogle Cloud Next: OnAirで発表されていました。
その様子は、以下のyoutube動画で確認できます。
聞いてる時間ないよ、って人はtonari-itの以下の記事でも読んでもらえるといいかと思います。

レイアウトから一式大きく変わってきそうです。
公式のリリース
公式のリリースは以下のGoogle Workspace updateブログから確認できます。2020/12/7付けで公開されています。

いつ適用されるのか?
今回のロールアウトペースは、Gradual rolloutとなっています。
これは、15日くらいをかけて全面的に順次変わっていく適用方法です。まぁこのブログを書いてる段階では公表から1日目なので、ゆっくり待ちましょうという感じですかね。
個人的に気になる変更点
変更点はいくつもあるIDEの更新ですが、今回は自分が気になった変更点(使ってみたいと思った変更点ですかね)を紹介します。
monaco Editorが採用されます
monaco editorと言われても何?ってなるかと思いますが、VS Codeでも採用されているeditorのタイプです。以下のリンクみてみてください。
このエディターをベースに、auto-completeやauto-formattingの機能が拡充されたようです。auto-formatingはありがたいですね。個人的にはmonaco editorであるdiff editorの機能がフルで入ってくれるとありがたい限りです。
GASのログがやっと早くなる
さて、これまでStackDriverに一部移乗した関係で、かなり遅くなっていたloggingの機能が改善されてくるそうです。
こんな記事でも遅いなぁって紹介してました。
An enhanced troubleshooting experience by improving the debugger and adding real-time streaming logs.
https://workspaceupdates.googleblog.com/2020/12/google-apps-script-ide-better-code-editing.html
どの程度早くなってくれるのかは分かりませんが、real-time streaming logsとあるので、期待してますよ。Googleさん。
まとめ
何はともあれ、まずは自分の手元に適用されて実際使ってみるまでは分かりませんが、monaco editorが基本ベースで採用されているのであれば、今までのダメダメIDEよりは間違いなく改善されているはずと思います。
特にVS Codeユーザにとっては、ローカルでtypescriptで開発した方が開発が楽っていう環境も実はいつか解消されるかもしれません。
そんなこんなもあって、早く自分の環境にも適用されて欲しいものです。気長に待つしかないんですけどね、わかっちゃいますよw
参考書籍
これを機にtonari-it高橋さんの書籍でGASを一から勉強してみてはいかがでしょうか。javascriptになれている人も、そうじゃない人もGASの基本が身につくかと思います。
関連記事: GAS新IDE関連記事
2020年12月にリリースされたGAS新IDEの関連記事です。新IDEを触った所感や疑問点、旧IDEとの比較などを紹介しています