今日はスプレッドシートで為替レートを取得する方法です。
特に、過去の為替レートを取得する必要なケースが、売上管理などしていると発生するかと思います(海外ユーザ向けに外貨でSaaSの請求してるケースなど)。毎回yahoo financeやググってもいいのですが、めんどくさい場合は、spreadsheetでも取得できます。
今回は為替レートや海外上場株式の時価などが取得できるGooglefinance関数の紹介になります。個人的には海外株式の投資管理に利用していますが、業務では過去為替レートの把握で利用するケースが多いです。
GoogleFinance関数って何?
そもそもgoogle financeとは?
googlefinaceって使ったことありますか?こんなようなページです。

googleさんのfinance関係のページで、NASDAQ上場銘柄や為替レートなどが確認できます。
googlefinance関数について
google finance関数は、google financeで提供される情報から、fetchして現在または過去の時点での情報を取得してくれる関数です。
GoogleFinance
https://support.google.com/docs/answer/3093281?hl=en
Fetches current or historical securities information from Google Finance.
一応関数のhelpページをみるとsecuritiesってあるのですが、実際はforeign exchange rateも取得可能です。
GoogleFinace関数の使い方
では、早速GoogleFinanceの使い方をみていきましょう。シンプルに現在の為替レートを取得する方法と、過去の特定時点の為替レートを取得する方法を紹介していきます。
現在の為替レートを取得する方法
シンプルにGoolgeFinance関数に通貨の組み合わせを渡してあげればOKです。基本となるsyntaxは以下のような感じです。
実際のサンプルは以下のような感じです。
式 | 結果 |
=GOOGLEFINANCE(“currency:EURJPY”) | 123.8731088 |
=GOOGLEFINANCE(“currency:JPYEUR”) | 0.008072916 |
‘=GOOGLEFINANCE(“currency:USDJPY”) | 104.6035 |
‘=GOOGLEFINANCE(“currency:JPYUSD”) | 0.00956025 |

サンプルでユーロとUSDを上げましたが、他の通過ペアも可能です。ドル円で取得したいか、円ドルでとりたいかでどちらを基本にするかを変えれば可能ですね。
過去の為替レートを取得する方法
過去の為替レートを取得する場合は、tickerは変わらず通貨ペアを渡せばいいですが、その後にattributeに”price”を渡して、特定時点をdate関数で引き渡すことで可能です。”price”を渡すことを忘れずに。
実際はこんな感じ。
実際に使ってみるとこんな感じです。
過去レートを取得する場合の注意点
さて、上の動画をみてもらうとわかるかと思いますが、実は関数を入力したセルの下・右・右下のセルを関数結果の表示に利用します。対象のセルが空いていないとエラーになりますので、ご注意ください。
まとめ
今回はgoogle finance関数の使い方の解説でした。
ちなみに、残念情報としては、GoogleFinance関数は日本株には対応していないので、資産管理で使われたい方は、yahoo financeの情報をimportXMLで取得するしかない感じです。私もそうやって管理してます。
為替レートについては、結構便利で簡易的にスプシでMRRとか管理してる場合に利用しています。まぁあくまでMRR参考値って感じで使うのであれば、適当な固定値でもいいのですが会計士としてはあまりにざっくりなのは気になってしまうので汗