TA感想記
今日はちょっと趣向の違う話なのですが、私が所属してるノンプロ研というコミュニティでGAS初級者コースのTAを1クールやっていたことの感想やらなんやらです。雑多に思ったことを書いてるだけなので、暇なら読んでやってくださいw
GASとかPythonの事例を何個か記事にしてる私ですが、過去から現在含めて純粋なエンジニア職についたことはありません。趣味でプログラミングはやっていますが、仕事にしたことはない、いわゆるノンプロです。
ノンプロ研って?
そんなノンプロが集まっているコミュニティがノンプロ研です。メンバーは、サラリーマン・中小企業の役員さん・フリーランスなど様々で、業務でGASやVBAを使うけど、プログラムを書いて生活をしているわけではない人々が集まってます。
正式には「ノンプログラマーのためのスキルアップ研究会」だったかな?今90人くらいいて、入った頃と比べると本当に増えてます(といって私が参加し始めたのも、半年ちょい前くらいですが)
以下のリンクにノンプロ研の概要が書いてあるので、ご興味あれば。

GAS初級者コースって?
基本ノンプロ研は定例会やもくもく会など自己学習の場ではあるのですが、実は定期的に開催しているコースがいくつかあり、そのうちの1つがGAS初級者コース(全6回)になります。
受ける方は年齢・性別・職種・プログラミング経験含めて本当バラバラで、唯一の共通点は日本人・社会人ってことぐらいでしょうか。
コースの内容は、本当にキホンのキ(変数定義・制御構文・配列etc)から始まって、最後にスプレッドシートAppの使い方までたどり着くっていう形です。
全くjsやGASに触れたことのない人には大枠を1から学ぶ場として、ある程度かける人にはちょっとした発見や受講者同士の繋がりの場として活用されてるイメージですかね。
TAをやってみて
そんな初級者コースでこの1ヶ月半くらいTAをさせていただいてました。
第1回の受講生だった私が、TAやっていいのかなぁとか思いつつも、ノンプロ研内の一個の格言を実行しにTA参戦してきました。
格言:教えることは2度学ぶこと!
前回のTAの方(個人的にはTAとして先生ですねw)にやっていただいたことを思い出しながら、何をサポートしていけば、受講しにきてくれてる方々にとって価値があるか考えながら、まぁゆうて手探り感全開で実施してました。個人的な反省点は山ほどあるものの、そこは置いておいてTAとしての気づきを何点か。
やっぱり最初は質問しにくいものなんですね
ノンプロ研のコースの各回頭では、アイスブレイクで少し自己紹介等の時間がとってあるのですが、それでも15人強が同時受講するので、受講生の方々もTA側も皆さんの顔と名前と現在の実力値を測ることがなかなか難しいです。
多人数受講の形態になるので、どうしても最初は自分の質問的外れじゃないだろうか、こんな質問して笑われないかな、みたいなのはある部分だと思います。まぁ外部セミナーとか行って、バシバシ一人で質問してる日本人も珍しいですがw
Slackで質問していただける方もいらっしゃったり、途中から少しづつ打ち解けられた方々は質問していただいたのですが、その関係性をいかに早く作れるかは大事だなぁと痛感しました。
ノンプロ研はあくまで外部コミュニティで会社の評価とかには一切影響のない自由な場ですし、受講してる方は少なからず会費+受講料払っていられるので、払った分は回収する、そして払った以上に回収するって最初に思ってもらえるように仕向けれたらなぁって。
時間と投下資金は固定値なので、いかに自分へのリターン(成長)を高くするかで、投資リターンは大きく変わるよなって当たり前ながらも再度思う場になりました。
TAやるとTAハックが思いつく
全く別視点ではあるんですが、受講してた時はいかに自分の身になる部分を増やすかばかり考えていたのですが、TAをするとTAとしてのHackを色々発見できて楽しかったです。
例えば、ノンプロ研では、毎週宿題が出て、その回答をTAが作るのですが、GASとSlackBot(Incoming webhockですが)使って、TAチャンネルに今日だす宿題の回答対象を通知したり。
個人で楽しんでたのは、宿題が1つのconversationの中にチェーンしていくのですが、宿題を終わった人は済ボタンを押すルールになってて、誰がいつ頃に宿題を終わらせてるかとかを毎日GASで取得して楽しんでました。結構特徴が出て個人的な楽しみになってました。その結果、投げられた質問への回答が遅くなってしまっていた点は受講者のみなさまスミマセンw
これも当たり前なんでしょうが、やっぱりやってみると見える視点が変わるものです。ベンチャーでも実際やってみなきゃわからんよねってよく言いながらスモールテストしてますが、コミュニティ内でも同じことが言えるなぁと。自分の立場をどんどん変えてくと、見えるものは勝手に変わっていくもんだなぁと。
懇親会には最初っからみんな誘おう
各回の後にTAと先生で反省会という名の、飲み会が開催されるのがGASコースなのですが、これに最初っから受講してる人たちも誘っとけばよかったなぁと。
死語かもしれない飲みニケーションも、強制されなければ、やっぱり有効な面もあるものだと。
講座が終わった後にいかに続けてもらうか
まぁここら辺は正直受講者の方々次第なんですが、定期的にコースを受けてる間は宿題があったり、次回の講義に向けた予習があったりで、GASに触れる機会も多いんですよね。
でも、6回終わった後に、いかに早く自分で7回目講義じゃないけど、次の1歩を踏み出せるかが重要になるよなぁと。
業務で使うことを実装してみようが、ノンプロ研の学習コースの中では合言葉なのですが、実際学んだことだけではできないというギャップがあることも多いです。
その時にいかにそのタスクを分解して、自分でできるor調べればできる水準に落とし込めるかは大事かなと思ってます。
そのサポートは、、、正直思いつかないけど、気軽に講座終わった後も質問してもらえると嬉しいなと思う限りですかね。質問が出るってことは、何か動いてる証拠でもありますしw
タスクを分解する能力を身に着ける
GASで色々実装してきて、かつ今回のTAを終わって思うことは、目の前の課題を分解して自分で対応できるレベルに落とし込む能力の重要さですかね。
全部を一気にっていう実装、いわゆる昔のウォーターフォール的な実装、は要件定義能力が非常に求められるものでもあります。その能力を身に付けることはノンプロとしての範囲外かなぁと思うのが個人的感想。
なので、タスクを分解して、できる部分を実装する、できない部分は業務自体を変えて実装しやすくするか、そもそもコードを書かなくても済むような業務にするっていうのがやっぱり一番大事な気がします。
最初は、勉強もかねてなんでも書いてみるのは、非常にいいことなんですが、どこかでコードを書かずに終わらせられる能力を身に付けることが必要なんじゃないかなぁと。RPAとか使えば、実装自体はできる、でも必要な能力は、そもそも実装しない方法を考えること、みたいな世界と同じですかね。
最後に
思ったことは他にも色々ありますが、まぁそれはさておき、とりあえず6回終わったすっきり感と、近々受講された方々がLTをする場があるので、それを楽しみに日々過ごしていこうかなぁと思います。