linux関係でls-laをやったときに表示される結果について、初心者エンジニアから質問されたので、一応メモとして残します。
Linux command: ls -la とは?
lsコマンド
lsコマンド: :実行時のディレクトリに存在するフォルダ・ファイル一覧を表示するコマンド
例えば、/usr/フォルダで実行すると、
> cd /usr/ #ユーザフォルダへの移動
> ls #ユーザフォルダでのlsコマンド実行
実行結果(フォルダ・ファイル一覧が表示される)
【実行結果】 X11 bin libexec sbin standalone X11R6 lib local share
-la部分は何?
-がつく部分は基本的にオプションです。この場合は、1行表示と、隠しファイル(通常のfolderとかでは隠されているファイル)を含む表示。
-l: 1行表示オプション(アクセス権・グループとかも表示されるようにできる)
-a: 隠しファイルを含んで表示されせるオプション
では実際/usr/local/var/へ移動して、ls -laを実行してみます。
> cd /usr/local/var
> ls -la
[実行結果] total 0 drwxrwxr-x 7 sugimurakazuya admin 224 11 25 02:03 . drwxr-xr-x 15 root wheel 480 11 23 14:57 .. drwxr-xr-x 4 sugimurakazuya admin 128 5 29 2018 homebrew drwxr-xr-x 3 sugimurakazuya admin 96 10 9 17:49 log drwxr-xr-x 19 _mysql _mysql 608 11 25 03:23 mysql drwxr-xr-x 4 sugimurakazuya admin 128 10 11 12:01 run drwxr-xr-x 4 sugimurakazuya staff 128 8 13 21:46 www
ざっとこんな感じで、表示される。一番左側にある、10桁のdrw…が何を意味しているのかが、今回のアクセス権周りの話。いわゆるchownで変更しているのは、ここら辺。
アクセス権限周りの見方を覚える
一番左に表示されているdrwx.. がアクセス権周りの話。意味合い的には、以下の2つに大きく区分される。
1桁目:ファイルかフォルダ(ディレクトリ)か。ファイルの場合は、”-“が表示される。ディレクトリの場合は”d”が表示される。
2~10桁目:3✖️3に分解できる。最初の3つがユーザ、次の3つがグループ、最後の3つがotherとなる。そして、それぞれのカテゴリで、1つ目: read読み取り権限、2つ目:write書き込み権限、3つ目: x(exucecute)実行権限
usr | usr | usr | group | group | group | other | other | other |
r | w | x | r | w | x | r | w | x |
という感じ。”-“になっている部分は権限がない事を意味している。
ついでにアクセス権限変更 ~chomd コマンド~
chmod アクセス権 ファイルまたはディレクトリ名
<chmodコマンドで使用できる記号>
操作対象 | u | 所有者 |
“ | g | 所有グループ |
“ | o | その他ユーザー |
“ | a | 全てのユーザー |
権限操作 | + | アクセス権の追加 |
“ | – | アクセス権の削除 |
“ | = | アクセス権の指定 |
アクセス権 | r | 読み取り可能 |
“ | w | 書き込み可能 |
“ | x | 実行可能 |
そもそもフォルダ・ファイルの所有者権限を変えたいときは、chownで変更ですが、それはまた別の機会に。