国内だけみてもグローバルでみてもなかなか治らないコロナですね。
大企業もリモートワークが始まったり、リモートワーク前提での運用方法などがよく議論されている中だと思っています。
そもそもリモートワークに行き着けていない環境の場合、まずはどうやってリモートワークのスタートラインに立てるかが急務で検討されているのではないかと思います。
個人的にはafterコロナという世界はなかなか到来せずに、withコロナ時代が世界的に続いていくのではないかというのが基本スタンスです。
そのような中で個人レベルでwithコロナ時代の学習方法をよく考えているので、その一部を公開していければなと思います。
シフトアップではない、リモート学習に移行する時代
オフライン学習はこれまでの知見・経験で組み上げられてきた手法のため、実は非常に効率のいいものだと思っています。
ただ、リモート前提にした場合オフライン学習の手法を単純にオンラインに持ってきても実はうまくいかないのではないかとも。何故なら、オフライン学習は相手の顔だけでなく、反応全てをみながら次の打ち手を同時に考えることが講師側に染み付いていて、その暗黙知にかなり依存している部分があるから。
では、純粋オンライン時代の学習とはなんなんでしょうか?
段階的なオンライン学習のトレンド
まずは以下のようなトレンドが強くなっていくのではないかと思っています。オフライン学習の場としての小規模ミートアップ的なものが廃れるとは思いませんが、時勢柄実施できないので、それの代替が強くなっていくイメージ。
【個別学習】
- 個別学習の為にblogなどでパーツ・パーツを学習する(テキスト学習)
- youtubeなどでの勉強コンテンツの増加(動画学習)
- 全体像や基礎が勉強したくなりudemyやオンライン学習ツールを利用して学習する(全体学習)
個別学習は正直言えば、beforeコロナもwith/afterコロナもそんなに変わらないのかなぁと。ただ、コンテンツの数は圧倒的に増えそう。増えたコンテンツを綺麗にカテゴライズして提供するサイト(単に初級とか区切らずに、いかにパーソナライズさせるか)がニーズ増えそうなイメージ。
これまで使って来なかった方々が参加者に増えてこれば、そういうオンラインホスピタリティ的なニーズは増えてきそうですよね。
【発展学習】
- 個別に知りたいことが増えオンラインメンター採用の増加
- 人に還元したくなり、コミュニティや発信を始める(教えて学ぶ)
- 還元の場を探すためのサービスの増加
これまであまり生じて来なかったメンター的なものが増えてくるのではないかと思っています。
あと、ノンプロ研みたいな同レベルの人が集まるオンラインコミュニティは活性化していくのかなと思いますが、他方で今までのオンラインコミュニティはオフラインのコミュニティのサポートツールだったので、純粋オンラインコミュニティというものがどういう形で形成・発展していくのかに関心があります。
あとは、コミュニティは基本無償の還元ですが、リモートワーク時代というか社員縛りみたいなものが本当に減っていってくれたとした場合に、どのようにオンライン副業による還元が増えていくのかは興味があります。増えるとは思いますが、いまだにその形は見えてきていないかなというイメージ。ここを先行開拓するスタートアップは誰なんでしょうかね。
【関連ツールの進展】
- slackに置き換わる小規模学習コミュニティサイトの出現
- メンターサービスの拡充
- コンテンツ作成サポートツール
コミュニティの運営方法が一番変わっていくのかなぁと。今までslackの無料で使える範囲内で実施から、いかに純粋コミュニティ機能が充実したサイトへの移行が進んでいくのかが気になります。
自分の関与するスタートアップでもファンサイトの運営ツールみたいのを提供していく予定です。この領域は大規模ファンサイト以外の使い道も増えてきそうだなぁと思っています。
あとは、メンターサイトですね。コミュニティで見つけるっていう流れがメインかと思いますが、自分のレベルに適したコミュニティやメンターを探すのは実は難しくて、ここら辺はgithubレポジトリとかをAI分析して適したメンターを紹介みたいなツールが出てきてもおかしくない気はします。ただ、私みたいなレポジトリを全てプライベートにしてる人には向いていませんが。。
時間の確保で差がつく時代からコンテンツ選択で差がつく時代へ
beforeコロナ時代は自己学習の時間をどう確保するかだったかと思いますが、結構withコロナ時代はみんな時間の確保が進んで、個別学習ステップにおける差はどのコンテンツを使って効率的に勉強するかの時代になっていくのかなぁと思っています。
個人的にはudemyやオンラインプログラミング学習ツールを多用しています。その中で、udemyツールでこれまで受けてきて個人的にいい評価をつけていたコンテンツをピックアップしてみました。
【初学者/python】
現役シリコンバレーエンジニアが教えるPython 3 入門 + 応用 +アメリカのシリコンバレー流コードスタイル
日本語動画で網羅性が高いのはこちらではないでしょうか。
30時間290レッスンで、24000円なので、1時間あたり800円でこれだけ勉強できれば充分投資対効果はあるイメージです。クロージャやデコレータの使い方みたいな過去このブログでも取り上げた脱超初級のコンテンツや、SQLサーバ系のかじりみたいなものも含まれています。もちろん基礎の基礎的な演算や条件分岐、辞書・集合・配列などの使い方も。
あと、pycharmやcondaの使い方などの環境設定も最初に軽く触れてくれています。ただ、dockerに対するセクションが簡易でもあればよりいいかなぁと思う感じです。
Learn Python Programming Masterclass
こちらは英語版ですが、辞書にもなりそうなレベルのコンテンツ。
英語なので、毛嫌いする人もいるかもですが、英語のスピードはゆっくりですし、非常に聴きやすかったイメージ。最初に私がpythonを網羅的に勉強したのもこちらのコンテンツ。
50時間で18000円なので、時間あたり360円と激安。
【初学者/python/datasience】
Python for Data Science and Machine Learning Bootcamp
データサイエンス系のお勉強で一番効率よかったなと思えるのがこちら。
データサイエンスで使いそうな基本的なモジュールやライブラリを広く解説してくれています。スクリプトはオフィシャルドキュメントから持ってきている感じだったので、ドキュメント読みながらつまづいたらこちらという使い方でもいいかもです。
英語ですが、こちらもゆっくりで聴きやすいです。
まとめ
とりとめもなく書き散らかしてしまいました。
まぁ興味のある人が読んでくれればいいかなぁと思いますし、生涯学習・リカレント教育的な文脈はより強くなっていって欲しいと思うスタンスの人間なので、誰もできなかった時代の変化を強制させる起源としてコロナ(というより、病気や自然災害というイメージですが)って色々な意味ですごいなぁと改めて痛感させられています。
コロナが終わって普通に戻るっていうのを期待するよりかは、時代の変化に合わせるのも人間の能力だということで、この環境下での学習方法や生活スタイルのあり方を模索していければなぁと思います。