別に個人の好き嫌いなどどうでもいいかもしれませんが、私個人的にタスク管理ツールとして大好きなbacklogの紹介をしていきたいと思います。
タスク管理・プロジェクト管理については世の中に多くのツールが存在し、どのツールも似たような機能を有しているのは事実だと思います。
そのため、正直この領域は自分の好きなツールを使えばいいのかなぁと思いつつ、個人的に愛着のある(というか、cacooを使っていたのでその延長線上ってのも強いですが)backlogでできることや個人的によく利用する使い方を何回かに分けて紹介していきたいと思います。
Backlogとは?
backlogとは、【クラウド型のタスク管理に重点をおいたプロジェクト管理ツール】です。この頃CMも始めたみたいで、名前を聞く機会が増えた人も多くのなったのではないでしょうか。ヌーラボが提供しているサービスですが、ヌーラボさんって実は2000年代中頃に設立された会社でかなり長い間サービス提供されてます(Cacooとかも長いっすよねぇ)。
イメージとしては、RedmineやJiraなどのサービスと同様のサービス群で、Redmineとかと比べても基本的な機能での遜色はありません。後、ヌーラボさんが運用されているので、この類のツールの中では珍しく日本プレーヤーがサービス開発しているという点がサポートやFAQなどで問い合わせしやすさなどでの日本人にとっての利点となっているかと思います。
Backlogでできること
backlogでできる機能の紹介として、基本機能の説明と連携可能な外部サービスの2つに分けて紹介していきます。
Backlog: 基本機能
使える機能は以下のようなものがあります。プロジェクト管理ツールというカテゴリなので、プロジェクト管理で一般的に利用する基本的な機能は揃っています。
プロジェクト組成・イシュー登録・カンバンボード・ガントチャート・イシューの状態管理・Wikiなど。

個人的によく使う機能は以下になります。
課題管理の作成方法次第で、結構幅広い目的に適用させて利用できるのがお勧め理由の一つです。
バージョン管理については、正直githubも使っていますし、backlogだけでやっているものも少ないのですが、実は双方にメリットがあるので、いつか別途紹介したいと思います。
Backlog: 外部連携ツール
プロジェクト管理ツールはそれ単独で運用することももちろんできますが、外部ツールとの連携(特にコミュニケーション系ツールとの連携)は個人的には必須だと思っています。
backlogが連携できる外部ツールは以下のようなものがあります。
- コミュニケーション系(Slack・chatwork)
- カレンダー(iCal・Googleカレンダー・appleカレンダー)
- メール
- スプレッドシート連携(ただし、課題登録だけ。課題の取得はAPIで実施)
- API連携(サービス連携されてないものは自分で連携可能)


プロジェクト管理を一人でも利用する意味
個人的に昔はtrelloとかを利用してプロジェクト・タスク管理をしていました。相手先ごとにprojectを作成して、そこに課題を入れ込んでいくことで、タスク管理としては十分に機能していたと思います。看板ボードが使えたことがtrelloの利用目的でしたが、backlogでも2020年からカンバンボードが利用できるようになり、本格的に移行しました。
ただ私が、backlogに移行した理由は、タスク管理ではなく、ログ残しとしての性質を強めて利用したかったから、です。
親子課題機能を利用した施策ログ保存
フリーでコンサルなどをされている方や、CFO/COOなどをやられてる方は各社でいろんな施策を実施していることと思います。
その施策って各社で実施したんだけど、その効果が実現したものは実は他社や他部署でも活用できるのではないか?と思ったことありませんか?
でも、その時々にどんな前提で・どんな施策を・どんな効果を期待して実施したか、そして実施結果がどうだったかっていう情報って案外頭の片隅に残っているだけでうまくアウトプットがまとまっていないケースが多いと思います。
そこで施策の実施ログを残すために個人的にはbacklogを活用しています。
全てを公開するわけではないのですが、イメージとしては以下のような課題構造で作っていき、それぞれAPIでスプレッドシートに吐き出して、スプレッドシート側で結果や前提となる状態等を保持して、query関数で必要なものだけ取得できるように(一応簡易APIも自分だけ叩けるように)しています。
親課題:コミュニケーション
子課題:N数削減 カテゴリ:大会社
子課題:N数削減 カテゴリ:中会社
親課題:SEO
子課題:リライト施策1 カテゴリ:個人ブログ
子課題:リライト施策2 カテゴリ:個人ブログ
子課題:リライト施策3 カテゴリ:事業HP
本当は孫課題とかまで作れるともっと細分化もできるのですが、孫課題は現状作れないので、親課題とカテゴリ設定・発生バージョンなどを組み合わせて活用させてもらっています。
backlogの始め方
とりあえず試してみたい方は30日間無料でトライアルできますので、試しに触ってみるのもありだと思います。
機能比較をページで調べるよりも、何はともあれ触ってみるのが一番自分にしっくりくるかわかりやすいものです。
まとめ
今回は、【個人的に大好きなbacklogの紹介〜何ができるのか〜】として、backlogでできることを簡単に紹介してきました。
一部自分の使い方の説明も入れました(ログ保存のところ)。次回以降は実際にGASで課題一覧をAPIを叩いて取得する方法を紹介します。