プロパティストアとは?
スクリプトに紐づいてデータを格納できる領域がGASでは準備されていて、それがプロパティストアと呼ばれる物。
key:value形式でデータを保存しておく物です。
プロパティストアの用途は?
ローカルでスクリプト書く場合に環境変数等に重要なトークンや秘密鍵(秘密鍵はkey genで.sshに入れるからちょい違うか)なんかは保存しますよね。
それのGAS版だと思って利用してもらえればいいと思います。それ以外にも、スクリプトで途中動作時点でのログ保存なんかにも利用しています。
基本的な利用Scope
・APIトークンやリフレッシュトークンなどのスクリプト内に埋め込みたく無いコード
・スプレッドシートIDやドライブIDなど
・マジックナンバーの保存
・その他一時保存したいデータ系
プロパティストアの使い方
追記:新IDEでの手入力でのプロパティストアの利用は不可
以下の使い方の説明ですが、旧IDEでのみ実施することが可能ですのでご注意ください。
詳細は下記の記事をご参照ください。実際プロパティストアを利用する場合、
①次回以降で紹介するスクリプトベースでの対応
②旧IDEへ戻して手入力する
のいづれかになりますので、ご注意ください。
手入力する場合
プロパティストアに手入力でデータ(key:value)を登録する場合、スクリプト画面から以下のように遷移すれば登録可能です。
①ファイルタブ>プロジェクトのプロパティ

②スクリプトのプロパティタブ

プロパティにkeyを、値にvalueとなる要素を入力して、保存すればOKです。
まとめ
今回はプロパティストアの利用方法の概要でした。
次回以降に、
①スクリプトを利用してプロパティストアへアクセスして、valueを取得する方法
②スクリプトからプロパティストアに登録する方法(シート名:シートID)
③スクリプトからプロパティストアに配列を登録する方法
をみていこうと思います。
②のスクリプトからプロパティストアにデータを登録する方法を覚えると、フォルダ内に連続したファイル(例えば1月〜12月までのTBやレポートとか)を同一フォーマットで保存している場合の、スプレッドシートの選択が非常に楽になります。
お楽しみに。
関連記事: GASでプロパティストアを使ってみる
スクリプトプロパティの概要や情報の登録・取得方法を紹介しています。プロパティストアはAPIキーやマジックナンバーなどの保存に適していますので是非お試しください。