スタートアップの資本政策分析〜youtrust編〜

スタートアップ スタートアップ資本政策
Startup with young man in the night
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気になったスタートアップの資本政策を勉強していきます。

更新は不定期です。元々自分でCFOやるさいにベンチマーク等にしていた会社の資本政策を一部更新しながら公開していきます。今回は過去のログから出さずに直近気になった会社を紹介しています。

なお、全ての情報は公開情報(上場会社であれば1の部、非上場であれば個人で取得できる範囲)で作成しており、インサイダー的な情報は含んでおりません。また、非上場会社の場合、取得できる情報に制限がある関係上、情報が全て正しいことは保証致しませんので、悪しからず。

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対象会社概要

会社名youtrust
サービス名youtrust (https://youtrust.jp/)
URLhttps://youtrust.co.jp/
Category人材・副業マッチング
収益モデルアカウント課金(リクルーターonly)
住所東京都品川区東五反田5-22-7 池田山KAY&KAY WEST302号

サービス概要

サービス概要(HP等と個人的感想etc)
転職・副業支援サービス
”YOUTRUSTは「友人の友人」までの転職・副業意欲が閲覧でき、スカウトメッセージが送れるサービスです”

売り:第三者を提供する人材派遣・紹介と違って、知り合いの知り合いをスカウトできる。緩やかなネットワークの中で、人を募集するイメージ。bridgeになる人がいないと逆に多くの人にはリーチできない反面も有する

【公開情報】
・2019年1月時点リクルータ120社、ユーザ4000人
・月額3万円課金のため、月次収益360万円想定

役員概要

Board MemberName属性その他
CEO山口由夏代表元DeNA、採用
CTO山田昌弘元DeNA
COON/A
CFON/A
OtherN/A

設立2年くらいのスタートアップなので、役員も代表とCTOの2人だけですね。監査役も置いていない感じ。

取締役両名は共に元DeNAみたいですね。開発言語はサービスのheader paramにauthenticity_tokenやcsrf_tokenが含まれていたのでrails(Ruby)かraravel(PHP)かのいづれかなぁと思います。あんまり細かくみていません汗

基本は採用関連のサービスなのでしょう。リクルーターアカウント課金もしていますし。ただ、ユーザがユーザに声をかけるケースでも使う人が多い感じのサービスですかね。知り合いのSEO会社の副社長もこれで何人か採用してたみたいですし。ユーザ間での採用だとそれこそ完全無料でできるので(2019/11時点)、採用目的のユーザアカウントもそれなりにいるのかもですね。

副業関係としては、いわゆる営業代行的なサービスではないちょっと変わった立ち位置の会社ですね。

キャップテーブル(資本政策)

2019/11/30時点の登記情報に基づく推測です。

時価総額303,233,791
累計調達額34,025,000
ラウンドseed
cap table

シードを2.6億強で実施ということで、まぁ昔の感覚だとちょっと高めですが、今なら至って普通くらいのpre-valでしょうか。

2018年3月に実施された普通株での増資8.5Mが外部調達か創業者間での増資かは分かりませんが、リリースが出ていなかったのでたぶんエンジェル的な立ち位置の近い関係の方からからの出資かなと勝手に解釈して外部保有シェアとはしていません。

その他シードまでの資金は両取締役の身内借入と、公庫からの創業融資関係で回していたようですね。-> medium記事

マーケットとしては、なんとも評価しにくい。。個人的にはユーザで利用してもいるのですが、たぶん利用する属性としてはスタートアップ界隈にいて、そもそもネットワークがそれなりにある人が多いきもします。ただ、売上はリクルータからとる形になっているのですが、ユーザとリクルータで実質的にアクションが重複する人も多いかなぁと。

やりたいことはすごいわかるし確かにこういうサービスは欲しいのですが、一事業としてみると現状のスキームで成長が見込めるのかは個人的にはイメージしにくいですかね。。でも、こういう信用経済圏みたいなビジネスは好きなので何かうまいビジネスの伸ばし方(というか、収益モデルの構築)は考えてみたい部分でもあります。

まぁ今採用エージェントは人材採用活況(というか市況がまだ持ってる)につき、好況でもあるので現在の景気が続くならエージェント数増やしてとるかず増やすでも全然ありなんでしょうけどね。ただ、採用エージェントは景気変動の影響をもろ受ける業種でもあるので、本当はこの業種で一本足やるならもっと好況時に稼げるスキームじゃないと辛いかなと思ってしまいます。

ラウンド間隔

シリーズ間隔日数年月
創業 -> seed4061年1ヶ月
seed -> AN/A
A -> BN/A
B -> CN/A
C -> DN/A
D -> EN/A

シード資金を調達したのが、2019年1月なのでそろそろ1年。2019年12月現在次のラウンド組成中でしょうかね。組成されたら誰が投資するのかも是非みてみたい感じの会社です。

業績

さて、ここは全く開示されていないので、分かりませんが、以前のプレスリリース(2019年1月資金調達リリース, url: https://thebridge.jp/2019/01/youtrust-seed)で、課金ユーザであるエージェントが120社、月額単価3万円と出ていました。

1年でどの程度伸びてるかの推測はちょっと難しい時期でもあるので、本当に肌感覚で汗

HERPとの業務提携も出ていましたが、あれはあくまでHERPのOpen Recruting API構想(https://thebridge.jp/2018/07/herp-alliance)の一環でHERP側のメリットが大きいものかなとも思っています。この構想とかHERPちゃんと前プロセスくくりに行ってて、しっかりしてるなって感じたやつです。

MRR:360 ~ 540万(120社 ~ 180社くらいの想定)

まとめ

bridge系の記事読んで1年前くらいに知った会社です。マインドは好き。

そして、リリースまでの流れやKPI知らなけどみたいな記事みながら、管理の方法を勉強するくらいなら顧客に向き合ってサービスを作ることの方が初期では重要だし共感って思った会社ですね。

係数で見えるよう、そしてみるようになるのはもう少しあとのステージにして、実際に使ってるユーザを知るために何をするか、ユーザのために何ができるか考え続けられるチームになってるなら本当にいいことですよね。

ちょっと成長してきてKPIってフィルター通して見始めるめるようになると、1っていう数値と特定の誰か1人が一致しなくなってきてどんどんマインドがユーザから遠くにいってしまいますし。この先必要なステージなのですが、できるだけ数値の1ではなくて、1人としてみれる期間が長い方がサービスはユーザマインドに添いやすいのかなと。

半年後くらいに振り返ってみたい会社として記録を残しておきます。

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