税率差異分析~タックスプルーフの作り方~

会計
tax form with callculator and glasses

【本記事は旧seesaaブログからの移行記事になります】

読んで欲しい人

  • 税率差異作成が初めての方
  • 税率差異作って入るけど、いまいち理解しておらず、基礎から考えてみたい人
  • 税率差異って何?美味しいのって人

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会社法の開示も終わりを迎え、次に待つは有価証券報告書だと思われます。

そのなかで各社担当者が苦手にする税率差異分析の作り方を数回に分けて紹介します。

用意するもの

・試算表
・税務申告資料
・会社法決算で開示した税効果内訳のバックデータ 作成方法

個別決算における税率差異の作成ステップ

まずは細かい集計を抜きにして全体ステップを理解していきます。ちなみにシンプル単体決算会社の場合で、特殊な事象がない(組織再編等)場合、通常以下のステップでクリアできます。また、税率変更がない年度を前提にしております。

1.実際税負担率(試算表より税金費用の額を税前利益で割って算出)と実行税率の差異を算出

2.税負担率を増加させる項目を算出 ・交際費等永久に損金算入されない項目(プラス要素、負担税率増加)
税務申告資料別表4の社外流出加算項目を集計し、実行税率を乗じて税負担増加額を算出
・均等割り等課税所得と連動しない項目(プラス要素、負担税率増加)
・一時差異のうち繰延税金資産を計上しなかった項目(プラス要素、負担税率増加)
・過年度税金誤り、追徴課税等による追加納付分

3.税負担率を減少させる項目を算出 ・受取配当金等永久に益金算入されない項目(マイナス要素、負担税率減少)
税務申告資料別表4の社外流出加算項目を集計し、実行税率を乗じて税負担増加額を算出
・一時差異のうち繰延税金資産を新規に計上した項目(前期未計上、当期追加計上)(マイナス要素、負担税率増加)
・過年度税金誤り、税金還付(前期未収税金未計上のもの)等による還付分(PLで利益計上したもの)

ここまでやっても、税率差異が小さくならない場合、税務処理もしくは繰延税金資産の計上方法に間違いがある可能性が高いでしょう(正直個々の決算状況によりけりですが)。

不明な点は問い合わせください。メインビジネスではないですが、タックスプルーフ作成のサポートも実施いたします。

<参考書籍>

【全般把握向け】概要理解に向いてる

【全般把握向け】昔かいた簡易解説e-book

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